研磨はドレッサー一つで全てが決まる!キレイなアヤメ状の研磨面を作る方法
鉄(S45C)の塊から工作機械向けのハウジングを製作しました。
旋盤で内外径加工、見えないところには溝加工も行いました。
マシニングセンターで端面に貫通穴、タップ穴加工。
見えないところにはキー溝加工も行っています。
平面研削盤で上下面加工して平面度0.01
円筒研削盤で直角度0.01、真円度0.005の精度確保
グローリーの得意とした一貫生産で製作した製品です。
色んな加工があるなか、今回ご紹介するのが円筒研磨!
その中のドレッサーに注目です。
本来丸い砥石は底面で加工するために作られていますが
側面でも研磨できるんですよ!!
ただし、普通に砥石の側面で加工物を研磨しようとすると
削れるどころか焼き付いてしまう恐れがあります(>_<)
そんな時、砥石側面の 『ドレッサー』 が必要となってくるのです。
砥石の側面は底面に比べて抵抗が強くかかってしまいます。
接地面積が少ないことこそがとても重要になってくるのです。
ハンドドレッサーで無駄な部分をそぎ落とし、最高の形に成形!!!
経験を経験を重ねると、手の感覚でミクロン単位まで微調整が可能に!!!
まさに職人技です(`・ω・´)
抵抗が少ない砥石で研磨すると、写真のようなキレイなアヤメ状になります。
見た目はもちろん、平面度や面粗度も安定して出せるようになります。
※ハンドドレッサーを使う時は、砥石に手が近づいての作業になるので
十分に注意して行うようにしましょう(^^)/
グローリーはマシニングセンターや旋盤だけじゃない!
研磨も得意としています!
お困りの際はご連絡ください(^o^)丿
【加工設備】
・円筒研削盤 スチューダー S30-12
【製品名】ハウジング
【素材】S45C
【サイズ】Φ250×130
【精度】平面度0.01、直角度0.01、真円度0.005
詳細は、下記より是非チェックしてください(^^♪
紹介製品ページ
https://www.nc-net.or.jp/company/59897/product/detail/113093/